10年前は、どうだっただろうか?
勤めていたお店が閉店となり隣の市への転勤を嫌って10年勤めた書店員を辞めた。
その後、あるホテルの副支配人という肩書で途中入社した。
ある旅館の別館で25室ほどの小さいホテルだった。
ある不動産会社のOBが違う仕事と抱き合わせで運営をすることになって人材を集めていて、そこに採用となった。
ホテルの仕事は10年ぶりだ。
親を看取った家を残して家族3人で移住した。
子供は4歳だった。
しかし、「うまい話には裏がある」の通りだった。
リニューアルオープンの3日前に支配人となるはずの人が辞めた。
約束の報酬額は1年間だけでその後は出来高制と言われた。
結局、辞めるまでに6か月で2~3日しかフルで休みの日はなかった。
10年前の3月11日は、プレオープンの日で必死に仕事したことを覚えている。
家に帰って東北大震災の映像をとても現実のモノとは思えなく茫然と見た。
ただ、なんとか新しい仕事・新しい生活のスタートが切れたことにほっとしていた。
でもでも、半年しか持たなかった。
先日、何気なく調べたことろ、そのホテルもコロナ渦以前に閉館していた。
今日は、懸案だった厨房ミーティングができた。
進行役を買って出て無難に終えたと思う。
10年前のようにほっとしている。
う~ん、いやな符号だ。
10年前のようにぬか喜びにならないようにしなくては。
いやいや、大丈夫だ。
もう、9年もこの会社で働いている。
厨房の業務がダメでもフロント仕事までなくなるわけではない。
残り5年。
ベーブルースの名言がある。
「あきらめない奴には勝てない」
最後まで、ファイティングポーズを取り続けることだ。
まぁ、地下人にふさわしいのはジタバタと大騒ぎで生き残ることだろうけど…
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