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2021/02/24

「雨降って地固まる」ように…

 もうすぐ今の職場で9年となる。


同じ職場で働くのは最長だ。

その前の書店員のときはお店を変わりながら8年半だった。

それが最長だったが、現在の職場で記録更新中だ。


堪え性もない。

なぜかリセットしたくなる。

振り返るとなぜ辞めてしまったのか?

後悔に苛まれることも何度もあった。


まぁ、それが地下人たる所以なのだろう…。


突然、突拍子もない思いに取りつかれてしまう。

よせばいいのにそのまま突っ走ってしまう。


どこかで読んだが、アフリカのある部族は旅に出る必要があるとすぐに歩きだしてから色々なものの調達なども歩きながら考えるそうだ。

現代人は、必要なものの調達も、安全性や最短のルートなど入念に準備をしてから出発する。


地下人も普通の旅行では、現代人らしくそてなりに準備する。

特に最安のルートなどさんざん検討する。

それなのに、一番大切な人生という旅では、アフリカの部族民以下の無鉄砲さだ。

以前にも記したが、とんでもなく小心者でビビり男なのだが…


ともあれ、来月の3月で在職9年で還暦を迎える。


一時は迷走を重ねて山奥で就農して菌床キノコを作ろうとしたこともあった。


予兆があって、ジョギングやウオーキングを始めると動きたくなってしまうようだ。


もうこの年になるとそんな余力はない。

車通勤を徒歩通勤に変えるのが精いっぱいだ。


最近の自分への「無茶振り」は、厨房シフトへの自薦だろう。


上司にはウケなかったが、「熟年離婚したときの備えにもなるので」もあながち的外れではない。

雑炊の下ごしらえの「米を洗う」とか包丁で乱暴に切り刻んでいたのが「スライサー」などの道具で丁寧に作業する、乾燥シイタケを戻してその「戻し汁の活用」など家庭に持ち帰って使えることが沢山ある。


「怪我の功名」とか「勿怪の幸い」とういうところか。

もう一歩進んで「雨降って地固まる」まで頑張りたい。



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